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『受験は我が家の一大事』

渡辺英司

 

前回の生徒さん、T君の話の続きです。

後に聞いた話も総合するとですが、「勉強が苦手な自分を親は本当に理解してくれている。夏休みも五科目を受講したいと言ったら、それだけやる気になってくれたのなら 応援するから頑張れと言っていっぱい受講料を払ってくれた。なのに良い結果が出せなくて、申し訳ない…。」と感じていたんだそうです。

定期試験とは別の、模擬試験に対してもそれだけの一生懸命さで取り組んでくれていました。 その彼が、プレッシャーや、苦手科目への苦難や、受験前の緊張を克服するのも、もっと後の話です。 (ドラマのようにスムーズに話は展開しません。) 生徒さんも、講師も、日々勉強と格闘です。勉強はツライことも多いのですが、ブツカリながら、乗り越えながら、親の背中を追いかけながら、なんとか、成長していく・・・。 T君のその後ですが、 第一希望の都立高校に合格できたこと、高校の定期試験で、一回だけ、数学で学年1位を取れたこと、「中学のときは勉強が苦しかったけど、高校に入ってから振り返ったら、 なんであんな簡単なことで苦しんでいたのか不思議だ。」と、その後言ってくれたこと ・・・「涙のその後」のご報告(のひとつ)です。

私自身は、本当に救われた気持ちを感じさせていただきました。(涙を見たときは、まさかこの場でこんなことが報告できるように なるとは、中々思うことができませんでした。) こういうことが目の前で見られるのも、この仕事の大きな楽しみです。

以下は、前回のロック歌手の話の続きです。 「自分はロック一本でやってきて、学歴もないわけですけど、子どもたちの頑張っている姿を見ると、子どもの背中を見て、親が教えられることがある、それを知りました。僕も、歌える限り現役でこれからも頑張ります、ヨロシク!」

早稲田セミナーの子どもたちもとても頑張ってくれています。その姿が成果となるよう、私たちもなんとか頑張っていきたいです。 いつか、保護者の方々が、子どもたちの成長から勇気をもらっていただけるような、そんなことがあるといいな、と感じる次第です。

 

 

 

 

 

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