『努力はいつか誰かの助けになる』
2016/1/26
センター試験が終わりました。
結果は生徒によって悲喜交々だったと思います。
今年は古文が比較的易しかったようで、聞き及ぶ限りではまずまずの結果が出せたように思います。
古文を担当させて頂いた身としてはほっとしています。
受験はこれから本番ですが、こうして頑張っている子や努力している子をみていて感じることがあります。
彼ら、彼女らは必死に自分を変えようと、変化しようとしています。
そして、そういう時には誰かのほんの一押しが必要だと言うことです。
そのようなときに一押しをしてあげるのが塾の先生の仕事と思って取り組んでいます。
さて、恥ずかしながら私の事を書かせて頂くと、この仕事を始めてしばらくは形として見える成果を出そうと四苦八苦しながらもなかなか自信が持てないでいました。 しかし、そんな中で、毎年受験を乗り越えた生徒から貰った感謝の言葉が少しずつ、けれど大きな自信を与えてくれました。
自信がないがゆえに調べたことや学んだことは、辛い時期を耐えて頑張っている生徒達の気持ちを助ける役にちゃんと立ってくれていました。私が悩んだのと同じように悩んでいる子供たちの助けになるというのは、私にとって本当に嬉しいことでした。
自分を助けるのは自分自身なのでしょう。 しかし、その源である自信は他人が与えてくれるものなのだと気付かされました。変わろうとする人に必要なのは自分を信じて努力する事で、その信じる力を生み出すのは誰かの自分に対する信頼なんじゃないかと思います。
もし受験生で今、勉強に行き詰まっている子がいても、もう少しだけ頑張ってほしいと思います。
その努力は誰かの助けになるかもしれません。それが今の努力を自信に変えてくれる事があるかもしれません。
もしそうであれば、その経験はきっと一生ものの宝になるのではないでしょうか。